KISS以上

「・・・んっ・・ハァ・・・。」

静かな部屋で乱太郎の吐息だけが響いていた。

二人は気持ちを確認し合った後、永い永いキスをした。

大木は躊躇いもなく乱太郎の口内を舌で犯していた。

歯列をなぞり、乱太郎の舌を絡めとリ、まるですべてを舐め取るかのように侵した。

最初、逃げていた乱太郎も、いつのまにか大木のその行為を夢中に受けていた。

激しい口付け息をするのも精一杯で甘い吐息が乱太郎の口から漏れている。

いつのまにか乱太郎は衣服をすべて脱がされていた。

大木のキスは唇から首筋へと移り鎖骨を舌でなぞった。

「・・・大木先生　恥ずかしい・・・。」

乱太郎は顔を手で覆っていた。

大木はその手を掴み自分の背中にまわさせた。そして、閉じられた瞼にキスを落とした。

乱太郎はそっと目を開け、その瞳には、大木の顔が映った。

「名前で呼んでくれ乱太郎・・・。」

そう言って大木は軽く唇にキスをした。

手は乱太郎の胸の紅い実を摘んだり押したりしていた。

乱太郎はその度に体を跳ねさせた。

「もうこんなに固くなってんぞ。」

そう言って大木は、片方の実を舌で舐めあげ口に含んだ。

「えっ？・ん・・あっ・・・い・やぁ・・・」

大木は実を転がしながら時にはきつく吸い上げたりした。

もう片方の実は、大木の太い指で愛撫されている。

今まで感じたことのない衝動に乱太郎はただただ耐えるしかなった。

「乱太郎もっとお前の声を聞かせてくれ・・・」

大木の低い声が乱太郎の耳元で囁かれた。それだけで乱太郎はゾクゾクしていた。

そうこうするうちに大木の手は、乱太郎の中心部へと映っていった。

「やぁ・・・ん　お・・お・・・きせぇ・・・」

「雅之助だ乱太郎。」

大木は可愛く主張している乱太郎のモノを咥えた。

「ま・・さの・・すけぇ・・・そんな・・き・・た・・・なぁ・・・ん。」

大木は乱太郎の言うことなどまったく聞かず乱太郎を堪能していた。

吸ったり、舌先で先を突いたり、手でタ○タ○を揉みほぐしたり・・・

「はぁ・・ん　まさのすけぇ・・・くち・あっん・・・はなし・・・なんか・・でちゃうぅ。」

「いいぜ。イケよ。」

そう言って大木が“カリッ”っと歯をたてた瞬間、乱太郎はイッた。

“ゴクッ”その音とともに乱太郎の声が響いた。

「まさのすけ・・・飲んだの。」

乱太郎が信じられないといった風に大木を見た。

「気持ち良かっただろ。」

大木はそう言うと指を乱太郎に差し出した。

「？？？」

乱太郎はわけがわからず首を傾げた。

「舐めて。」

その言葉に乱太郎は驚きながらも大木の手を両手で包み指を口に含んだ。

たどたどしく舌を動かし唾液が滴り落ちるまで舐めた。

大木はその行為に没頭する乱太郎をじっと見ていた。

「もういいだろ。」

大木は乱太郎を押し倒し乱太郎の両足を胸に付くくらいに上げた。

あまり他人・・・いや自分でも見ない秘部が大木に丸見えである。

それだけでも恥ずかしいのに大木はその部分にさっきまで乱太郎が舐めていた指を一本侵入させた。

「まさのすけ・・・な・・・ぁ・・ん・・・はぁ・・・」

大木は指を奥深くへと侵入させていた。乱太郎の唾液の効果で思ったよりもすんなりと乱太郎の秘部は指の侵入を許した。

「乱太郎初めてなのにすごいな。どんどん指に吸い付いてくるぞ。」

大木は指を二本三本と増やしていった。

「やぁ・・・ん・・ハァ・・・まさ・・・のす・・けぇ・・うごかさないでぇ・・んぁ・・」

大木は中に侵入させている指をグリグリと秘部を広げるように動かした。

指で秘部を侵して口では胸の実を侵していた。

乱太郎はもうされるがままで喘ぐ声も抑えられず大木にしがみついていた。

そして不意に指が抜かれた。

「痛いかもしれんが力抜けよ。」

「えっ？・・・いっつ・・・」

あまりの痛さに下を向くと今まで指が入っていた部分に大木の息子が入ってきていた。

「やん・・・そん・・な・・いたっ・・・おおきい・・・のはいん・・なぁ・・ん」

大木はゆっくりと侵入させた。

「乱太郎力抜けって。」

「そんなでき・・なぁい」

大木は乱太郎自身を握り、唇にキスを落とした。その気持ちよさに乱太郎は力を抜いていった。

大木はその一瞬を見逃さなかった。

「・・・んぁつ・・」

乱太郎から痛みの声が漏れた。大木が一気に奥深く突いたのだ。

「動くぞ。」

大木はゆっくりと腰を動かし始めた。

「そ・・ん・・・なぁ・・あっ・・・ん」

ある一点を突くと乱太郎の声が嬌声に変わった。

「ふ〜ん・・・ここかぁ。」

大木は其処をここぞとばかりに突いた。

「あっん・・・なぁ・・・んで・・ハァ・・ん・・アン・・ヘン・・まさのすけぇ・・・」

「乱太郎それを感じてるっていうんだ。いいって言わんとな。」

大木の腰の動きはだんだんと速くなっていった。乱太郎も無意識に腰を振っていた。

「・・ぁっん・・いい・・まさのすけぇ・・ん・・もっとぉ・・・・」

「お前の望みなら　いくらでも・・・」

二人は加速していった。

「も・・ぉだ・・・ぁめぇ・・ん。」

「いいぞ乱太郎一緒にイこう。」

二人は同時に果てた。

乱太郎が目を覚ますと、すぐ目の前に大木の顔があった。

さっきまでの行為を思い出し、顔を紅くしながら大木の頬を両手で包んだ。

そして、軽く唇に自分の唇を落とした。

唇を離そうとした瞬間　、しい口付けに変わった。

「ん・・・ぁ・・大木先生・・・起きてたんですか／／／」

「・・・続きしてええか？」

そう言いながら大木の手は乱太郎のお尻を撫でていた。

無言の乱太郎を了解ととらえた大木の指はもう秘部に侵入していた。

乱太郎に抗う力もあるはずもなく愛しい人にただただ抱かれるのでした。

終了

平成14年6月28日