激情

今日は久しぶりにあの子を見かけた。

いつもの様に３人仲良く歩いてた。

いやいつもの様にじゃないな・・・最近あの子を見つめるあいつの目が変わってきた。

あれは単に友達を見る目じゃない。いつかこうなる事はわかっていた。でも、放っておいた。

はっきり言ってあの子は行動に移さない限り気付かないだろう。

少しあいつが可哀想かもな。っていうか俺も可哀想か？

いや俺とあいつじゃ違う。

俺はわかっていて行動に移さないがあいつはわかってないからな。

まだ俺の方が分があるってわけだ。

でもいつもあの子の傍にいられるわけじゃない。そう本音を言うといつも心配で堪らない。

俺が傍にいない時あの子は何してる？もしかして誰かに言い寄られてる？

そう考えるだけでムカムカしてくる。でも、大丈夫。なかなかあの子に手を出そうなんて奴現れないから。

俺の見る限り皆が皆牽制し合ってるね。

しかもあの子自分が魅力的って事自分で気がついてないから余計に無理だよ。

俺から見ればあの子はまだまだ子供そう幼い子供。

手に入れるのは簡単・・・行動さえ起こせばいいのだから。

でも俺は起こさない。

本当は起こしたいんだけどな。まだ早すぎる。俺の想いは重いからあの子は潰れてしまうだろう。

だからもうちょっと強くなってもらわないと。

俺を受け入れるくらいの強さをな。それまではがまんガマン我慢。

本当は今すぐにでも抱きしめてキスして押し倒して首筋や胸やもっといろんな所に顔を埋めたいけど・・・今はまだ我慢。

あの子を壊してしまうぐらいならいくらでも我慢するさ。

本当は壊してずっと傍に置いといてもいいんだけどな。

でもそんな事したらあの子があの子じゃなくなるだろ？

そんなのは俺が嫌だからな。

だからどんなに鳴かせても壊れない程あの子が強くなるまで我慢。

そうそれまでは待つさ。

でも最近子供の顔に少し大人の顔が見えてきた。

この我慢もいつまで持つだろう？

誰かに盗られる前に犯っとかないとな。

そんでもって俺のだって自覚してもらわないと。

ん〜その時の事考えるとゾクゾクするね。後もう少しなんだよな・・・そう、もう少し。

終了

平成14年2月25日